化粧品産業
学校の講堂がまるで化粧品会社の展示会場と化します。
相当の人員がやって来て、生徒に半日ぐらいで美容方法を教えます。
そして、皆にクリームやお白粉の小瓶のサンプルをおみやげにくれます。
費用のかかる仕事ですが、ここでしっかりと資生堂・カネボウの名前が若い女子の頭脳に打ちこまれ、「花椿会」、「ベルの会」の会員へと送りこまれるのです。
これには、しかし、批評も出ています。
『生活学校レポート』に「やめるべし・・・"予備軍養成"」の見出しで女子高校生への化粧講座について批評が出ています。
毎年春になると、卒業をひかえた女子高校生への化粧品講義やエステによる永久脱毛 が行なわれます。
新聞も春の風物詩としてほほえましい話題といった紹介でこれつとめます。
むしろ広告掲載の感謝のおしるしにといったつきあいからでしょうか。
少女から娘になる門出を祝っての学校側の贈りものというには、ちょっとあやしいものです。
いつごろから、いったい、だれが始めたのか・・・。
新鮮な果実のような若人のかがやく皮膚に、なにを粧えというのでしょうか。
もうこのへんで、化粧産業の予備軍に女子高校生を売り渡す無見識から、学校側は目覚めるべきではないでしょうか。