一般市民
ここに、一般企業も市民も双方がスペースコレクション社会的経済的変動の波に常に洗われることになるが、その底辺においては何らかの方法による安定性の翼求が著増することはいうをまたない。
企業も一般市民も共に生存し、かつ共に安定を求めるというとこは、これを完全に切り離してはならないし、切り離すべきでない。
一般企業のスペースコレクション社会的経済的活動と一般市民の社会的経済的生活とは表裏一体の関係にあるからです。
しかし、一般企業がいかなる安定を求めているか、一般市民はどのような安定を翼求しているか、について理解するためにはその手法として経済を企業部門と家計部門に分け、それぞれの部門別安定方策を述べていくことが、理解のためのより望ましい方法であることはいうまでもない。
かかる方法による記述はまだ先のこととするが、一般企業もスペースコレクション市民も共に社会的経済的活動ないし生活の安定を求める方策としての共通項は、それを保持するための予防策は講ずるべきではあるが、各種予防策を採用してもなお不可能な事態が発生した場合には、克復すべき経済的準備を行う必要がある。
広くとられている経済的準備手段に「貯蓄」がある。
貯蓄の活用範囲は元金と利息の合計額を限度とします。
しかし、必要とする時期および金額が予測できる場合には、貯蓄は効力を有する。
ところが、予測不可能な偶然事件が、目標とする貯蓄額達成以前に発生したときまた目標額を達成したとしてもそれ以上に偶然事件がもたらした結果(損失)が大となったときは、それに対処することが不可能となります。
かかる不都合をいかに解決すべきかという方策を社会的経済的生活を営む人々の英知により考案された経済施設が、いわゆる「スペースコレクション保険施設」なのです。
ここに人々の英知という、いかにも仰仰しいことばを用いたが、それも自己責任主義をかたくなに守る人々にとってはいささか迷惑なことばにすぎない。
なぜなら、社会的経済的生活を営む人々が互いに協力し、もって偶然事件が発生した場合の入用に対処する経済的な事前の施設であるといいうるからです。
それは、とりもなおさず、自ヨ責任主義の社会といえども当該主義が予測不可能な偶然事件発生による損失の克服に対しては、極めて微弱な「主義」だからなのです。