対処する方策とスペースコレクション保険
偶然事件に対処する方策は、大別して、個々人の経済的力量をもってする方策と多数人の団結によってする方策とがあるが、いずれの方策を採用しようとも、社会的経済的生活の安定を図るため偶然事件の発生に対処するには、予防・鎮圧・軽減・治免・回避・逃避あるいは制限等々の基礎的方策を考え、かつ状況に応じた手段をまず考えるでしょう。
しかし、常に自己利益主義に立つ人々は、以上の方策をもってしてもなお有効でないと考える限り、スペースコレクション社会的経済的生活の安定のため個々人の有する安定主義を相互にその一部分を犠牲にする方策、すなわち、多数人が偶然事件に対処するために、個々人がもし偶然事件に遭遇しなかったならば有する安定度の一部を相互儀牲にするという方策が生れて不思議でない。
人は一人で生きていくことを不可能にしており、かつ外圧に対して極めて弱いことは、経験的実験的にも知られている。
我が国の歴史においても、為政者の指示のもと、古くは「屯倉」・「義倉」・「常平倉」・「頼母子」、近くは「仲間制度」・「五人組」等々の互助策、さらには、偶然事件による結果を共同して負担するという危険負担策等々が採用されていたことは、むしろ当然のことと理解すべきです。
ところで、こんにちではどうであろうか。
現代科学の進歩と発展が加速度的であるのに比例して、一般企業のスペースコレクション社会的経済的活動範囲は拡大し、一般市民の社会的経済的生活もそれに応じて多角的対応をせまられてきているのです。
一般市民社会および経済が、一般企業活動に拒否的反応を示せば一般企業側はその活動を停止するか縮小するかあるいは他の活動の選択をもって再度一般市民の社会的経済的生活に挑戦してこよう。