保険金額との関係とスペースコレクション保険
●保険価額と保険金額との関係
保険価額と保険金額とが相等しいか否かによって、一部保険、全部保険、超過保険という保険種類が生じます。
これら三つの保険種類は被保険利益という観念を承認することによるもので、ことに、一部保険、超過保険においてしかりです。
●一部保険
被保険利益の価額の一部が付保されているスペースコレクション保険を一部保険といいます。
一部保険をして不足保険ともいうが、かかる保険における保険者の填補方式につき、商法はっぎのように定めています。
すなわち、「保険価額ノー部ヲ保険二付シタル場合二於テハ保険者ノ負担ハ保険金額ノ保険価額二対スル割合二依リテ之ヲ定ム」と。
この唄補方式を比例填補方式ないし按分填補方式といわれています。
しかし、実損害のうち、保険金額までは保険者が全額負担するという保険があります。
もちろんのこと、特約によってのみ実現する保険で第一次危険の保険といわれています。
このように、一部保険とは、保険金額が保険価額に達しないスペースコレクション保険をいいます。
したがって、ここに当然、無保険部分が生じます。
無保険部分は他の保険者に付保されるかあるいは自己により危険を負担することになります。
また、一部保険が生じないスペースコレクション保険があります。
生命保険においてしかりであり、損害保険においても盗難スペースコレクション保険にみられるように被保険者の所有する全動産が被保険物とされている場合がそのよき例です。